京大生マーシャさんのブログ

京大理学部のマーシャさんです。愛知県の公立小中高に通い一年間浪人して京大生理学部理学科に入学しました。頭の中に文章が湧いてきて眠れない夜に更新します。

確定申告しないといけないのは分かった。でもやり方が分からない!!って人へ。

こんにちは、まーしゃさんです。

確定申告の記事第二弾です。

今回は

前回の記事を読んでもしくはなにか別のきっかけで確定申告しなくちゃいけないことが分かったもののどうやったらいいか分からない人に向けて書いていくつもりです。

確定申告を今年はしない人でも興味があればぜひ読んでください。

前回の記事を読まれていない方はこちらからどうぞ。

 用語を忘れてるかも…?って人も軽く復習してから読んでみてください。

marsha.hatenablog.com

 

さて今回は確定申告の仕方をまとめていこうと思いますが大きく

  • 確定申告に必要な書類
  • EーTaxについて
  • 確定申告の大まかな流れ

に分けて説明していくことにします。

まずは確定申告に必要な書類です。

これは結構悩むところですよね。せっかく税務署にいって何時間も並んだのに不足書類があって申告できないとかは避けたいところです。

確定申告には

  • 自分の収入を証明する資料源泉徴収書、報酬の証明書、収支内訳書、配当の通知書、年金の源泉徴収書など)
  • 自分が申請したい控除の証明書(各種保険の払い込み証明書、国民年金の払いこみ証明書、寄付金の証明書、等々)
  • マイナンバーが分かる資料

すべてをそろえる必要があります。

自分の収入を証明する書類は収入先すべてに必要になります。

これは大事なので念押ししておきます。

アルバイト先が複数ある人はそれぞれから源泉徴収書を貰ってください。

個人で収入を得ている人は収支内訳書もしくは青色申告決算書を作成しなければなりません。青色申告はあらかじめ申請すれば控除が受けられるようになるので個人事業主扱いになる人は早めに申請しましょう。

お金をもらったのに申告しないことは「所得隠し」になってしまいます。

そのほかの収入については一番最後に列挙して説明したいと思います。収入によってかなり複雑になりここで書くと長くなりそうだったので。

そんなこと書かなくても長くなってしまったので次回の記事にすることにします…すいません。

 

自分が申請したい控除の証明書とはいうなれば自分が払った保険などの払い込みの証明書です。「こんだけ保険払ったんだから税金減らしてよね!!」みたいなイメージでいいと思います。

ただ控除の証明書は任意なので忘れても控除は受けられないだけで申告は出来ます。でも控除を受けられないとその分税金を余計に払うことになるので準備しましょう。一応確定申告期間中は訂正申告ができ、期間が終わったあとでも更生の請求といった形で申請できますがめんどくさいのでちゃんとそろえましょう。

上記の書類を揃えたらもう確定申告の入力に入ります。

あと忘れがちですがマイナンバーがわかる資料も必要です。マイナンバーカード、通知カードもしくは個人番号の記載がある住民票などでも大丈夫です。

その前にE-taxについて説明しておきます.

e-Taxとは電子申告のことで自分のパソコンやスマホなどで確定申告ができるシステムです。現在確定申告は書類を作成して印刷して郵送か直接で税務署に提出する方法とe-Taxでデータとして送信する方法の二種類があります。

書類提出は自宅のパソコンなどで作成するほかにも確定申告会場まで行って会場のパソコンで作成してその場で提出することもできます。これがすごい並んで時間かかるんですよね。税務署職員に分からないことがあれば聞けるというメリットもあるっちゃあるのですが自分でやれるほうがいいと思います。

e-Taxの方ですがマイナンバーカードを利用するものとIDパスワードを利用するものの2種類があります。マイナンバーカードを利用する方はマイナンバーカード(通知カードではだめです)とICカードリーダーが別途必要でそれがない人はIDパスワード方式のほうが簡単だと思います。

IDパスワード方式では確定申告会場や税務署などで確定申告用の16桁の「利用者識別番号」を取得しなければなりません。これもめんどくさそうですがIDパスワードの作成だけならそこまで並ぶこともないと思います。確定申告期間でなくても取得は出来るのであらかじめ番号だけ取得しておいてもいいと思います。

e-Taxの利点は「提出書類を郵送したり会場まで持って行ったりする必要がない」ということにあります。自分の書類を見ながら打ち込んでいって送信して終わりです。ただ書類は5年間自宅で保管することになっているのでしっかり保管するようにしてください。

書類提出の方は今までは打ち込んだすべての書類を添付しないといけなかったのですが今年はかなり省略できるみたいです。でも会場に提出しにいく人は一応もっていきましょう。

次は確定申告の流れについてです。(IDパスワード方式で進めることにします)

  1. 上記の書類を準備しIDパスワードを取得する。
  2. 国税庁の確定申告ホームページにアクセスし作成開始を押す。(https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl)
  3. 言われるとおりに進めていってここまで行きましょう。

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  4.  基本的に所得税の申告だけだと思うので一番左の所得税のボタンをクリックして先に進みます。
  5. まずは収入の情報をすべて打ち込みます。収入によって入力する場所が違うので気をつけてよく読んで打ち込んでいってください。収入が終わったら次は控除の画面になります。頑張ってここまで来ましょう。ここまで来られなかったら今年は長蛇の列を我慢してでも会場に行った方がいいかもしれません。自分の出来ないことも認めるのが肝要だと思います。難しいですけどね。

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  6. ここでは控除を打っていきます。打ち終わって「入力終了(次へ)」を押すとこの画面になるはずです。

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    税額控除
  7. ここではこの前の記事で説明した所得控除ではなく税額控除を打ちこむことになります。(所得控除を忘れてしまった人は前回の記事を復習しましょう。)税額控除とは課税所得から所得税を計算したあとそこから直接除くことのできる控除です。あんまりよく使う控除ではないですが家を建てるときに適用できる住宅控除などがあります。この入力も終わればもう少しです。
  8. また言われるがままに進んでいってください。(住所や振り込み先の設定などいろいろ入力することになるはずです)
  9. 最後にマイナンバーを打ち込んで送信までしたら確定申告は終了です。お疲れ様でした。確認書類は一応保存しておいてくださいね。人にもよりますが印刷して提出しないといけないものがあった人は提出しにいかないといけません。たぶん複雑な申告をした方(住宅控除など)だと思うので気にしなくても大丈夫です。

以上が確定申告の大まかな流れです。一回経験してみれば案外簡単だなあと思うかもしれません。

今回はe-taxの手順を書きましたが奨学金の申請などでは税務署印を求められることがあるので書面提出する必要がある人は最初の画面で書面での提出を選択して自宅で作ってから申告会場にいってください。提出だけならそこまで並ばないとは思います。

次回は各種収入の説明と注意事項と各種控除の説明について書こうと思っています。

では。