京大生マーシャさんのブログ

京大理学部のマーシャさんです。愛知県の公立小中高に通い一年間浪人して京大生理学部理学科に入学しました。頭の中に文章が湧いてきて眠れない夜に更新します。

京大の交換留学制度について

 こんにちは、マーシャさんです。

 

  今回は京都大学の交換留学制度について書こうと思います。なので対象は京大生と京大を志望している中高生の皆様方です。

 そもそも私が京大を目指したきっかけは「京大って日本で二番目の大学だし留学も有利そうじゃね??」という思い付きからです。(友達の影響とか担任にお前には無理だって言われてムカついたっていうのもありますが...)

 結論からいうとかなり有利だと思います。ネームバリューってこういう時に役立つんですよね。京大を通じて応募になるので京大内の選考に通って語学基準さえ満たせばだれでも行けちゃいます。少なくとも交換留学に関してですが100以上の提携校があり、京大の授業料を納めるだけで(向こうの授業料を払う必要がなく)交換留学することができます。提携校はURL載せておくので気になる人はぜひ。

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/public/issue/ryugaku_tebiki/index.html

 さらに朗報なことに行く大学にさえこだわらなければ枠が毎年余っているのでほぼ確実に交換留学することが出来るんです!。

 私はとりあえず英語圏で生活して、英語力の向上と海外の院に進むための情報収集ができればいいやと思って、第三志望までしか書けなかったのに備考欄に大学名を羅列して、枠が余ってたら入れてください!というプライドを捨てた立ち回りをしました。(結果は第二希望だったので杞憂でしたけれど)マギル大学は英語で授業なのですがフランス語圏なのでライバルが居なかったのかもしれないです。英語圏でないとかなり競争率は下がるみたいですよ。

 向こうの授業料はこっちより高いところが多く枠が余って損してるらしいので興味がある方は調べてみてください。

 次はデメリットについてです。

 まずは留年について。学部にもよるんですが留年することになる人はいます。必修が多い工学部農学部は厳しそうです。単位互換も認められないことが多いらしいので。自分の所属する理学部は、三回生からは課題演習があって厳しそうですが、二回生なら二回前期までに単位をそろえておけば系登録できると思ったので私は二回後期の1学期留学を選択しました。相談室の方が留学で休学/留年なら就職には響いたりしないよ、むしろプラスだよ、っておっしゃってましたが留学推進派の人がいうことなので自分で調べましょう。舟から落ちた剣は舟に印つけてもダメですから。

 次に気になるのはお金がかかるんじゃないかってことですね。お金はかかります。少なくとも支出は必ずあります。航空券や向こうでの衣食住費、授業料は払わなくてよくても保険に加入しなくてはならなかったり英語の試験やビザを取らないといけなかったりお金は出て行きます。しかし留学に関しては給付型の奨学金が割と多いです。私は数うちゃ当たるよって先輩から言われたので4つぐらい応募しましたが全部落ちてしまいました。まあ作文も添削してもらわなかったし、特にぱっとする実績もないので仕方ないのかもしれないですね。なんとかJASSO(日本学生支援機構)さんに海外留学用の給付型の奨学金をいただけたので私はなんとかなりました。これも京大を通して採択されたのでネームバリュー様様って気がしました。実際はどうなのかは知らないですけどね。奨学金を調べてみたい人は以下のサイトを参照してください。

http://ryugaku.jasso.go.jp/

 はい、最後は応募の仕方についてです。詳しい手順はまた別の記事に書くか自分で調べてください。交換留学にいくには一年以上前から準備しだす必要があります。年に二回募集があってその一年後以降に留学開始のプログラムに応募することになります。応募書類と指導教員の推薦書と成績書類、それに加えて語学力証明の資料が必要になります。語学証明は志望大学の要求スコアの85%を超えていれば残りは一年で伸びしろがあるとされて学内選考は通ります。

 自分の留学しているマギル大学はIELTSならoverall6.5で各部6.0で、TOEFL ibtなら合計90各部21が要求されていました。ちなみに京大で受けさせられるPBTは団体受験料が安いから受けてるだけでなんの保証にもなりませ~~~ん。

 IELTSはパソコンじゃなく筆記形式だったので慣れてるほうがいいやと思ってIELTSを受けましたが最初の結果はReading8,listening5.5,writing5.5,speaking5.0,overall6 だったので85パーセント計算すると、6.5×0.85=5.525, 6×0.85=5.1で、Speakingは本当は引っかかってるはずなんですが通ってました。ガバガバあざす。英語の試験についてはまた別の記事にします。案外緩いんだなと思っていただければ幸いです。向こうで苦労するんですけどね。

 要求スコアがない大学でも一応提出しないといけないので注意です。受験料結構高いんですよね。英語はビジネス化されてるなあってひしひしと感じます。

 学内選考に通ると語学基準さえ満たされていれば向こうの大学に断られることはないので留学確定です。ここから準備を始めていきます。奨学金の応募とか家の契約とかビザ申請とか絶対早めにやったほうがいいです。私は後回しにしまくって留学一週間前に家決まってなくて焦りました。トランジットでアメリカのビザ取ってなくて空港で申請しましたし、情弱は死ぬほど焦ります。

 語学基準について補足しておきます。明確な基準を出しているところは学内選考通ってても向こうにバッサリきられることもあるってずっと脅されてました。語学基準満たしてないと確定してないのに決まった体で奨学金の応募とかしなくちゃいけなくてメンタルもやられます。英語の勉強はしっかりやりましょう。私は最後まで到達できなくてマギル側に断られると思って不安な春休みを過ごしていたのですが、なぜか採用されました。ラッキー。でもその分準備に遅れが生じましたね。あきらめて英語の勉強どころか英語も見たくない状態でしたからね。TWICEにハマったのもこの時期です。人は拠り所がないとき偶像を求めるんですね。

 まとめると、交換留学はやる気と覚悟と根気があればだれでも出来ると思います。京大志望で留学もしたいと思ってる中高生は頑張って。優秀な京大生はもっと実績解放しましょう。モラトリアムを謳歌したい人も是非。

 ゆるふわ京大生マーシャさんから見た京大の交換留学制度についてでした。意識低!うせろって方は他の京大留学生のブログもみてみてください。安心してください。強い人がたくさんいますよ 。

では。